デスブログに想う

【Sports Watch】東原亜希“デスブログ”の汚名返上に挑んだプロ野球選手の顛末とは・・・ - livedoor スポーツ

　「デスブログ」と呼ばれ、そこに名を書かれた者は悉く憂き目を見ることで注目が集まる東原亜希ブログを擁護しようとしたヤクルトの由規がやっぱり憂き目に遭っちゃった、という話。

　これはもう、逃れようがないよな。だって一旦そういう噂が立ってもたが最後、どう足掻こうとも「東原バイアス」とも呼ぶべき色眼鏡で見られてまうもん。そら誰かてエエことも悪いこともありますよ。悪い部分だけ見れば「あーあの人憂き目をみてはるわ」ってなるもん。東原ブログがデスブログ化されるのはもう、逃れようがない。

　あと決定的なんが、「東原が死神呼ばわりされるのがオモロい」ってこと。これが例えば稲川淳二とか片桐はいりとかのブログやったら普通やん。普通に人死にそうやん。東原亜希やからこそ面白い。あのルックスであのキャラクターで、自分の意図しないところで自分のせいで人が不幸になる。こんな悲劇性を孕んだ喜劇はありますか？

　というわけでみんなもこの悲喜劇を楽しめばええと思いますよ。いやもしかしたらもう既に、ひょっとするとこの由規までもが分かってて、名乗りを上げたのかも知れん。「押すなよ！絶対押すなよ！」という前フリで熱湯風呂に突き落とされる竜ちゃんの如く、「書くなよ！書いてもいいけど殺すなよ！」と絶叫しながらやっぱり死んじゃう由規。もはやそこには予定調和しかない。東原と死の織り成す予定調和。そこはかとない世紀末感。