雪崩式ブログ

雪崩式総裁・コマの日記です。

つまらなくするのは誰か

 2006年にPRIDEがフジテレビでの放映を打ち切られてピンチに陥った際にそれを救ったのがドワンゴ、という関係でニコニコ動画イベントでの煽りVを佐藤大輔×立木文彦の名タッグが請け負っていたらしい。ニコ動とか見んから知らんかった。
http://ascii.jp/elem/000/000/509/509085/

 で、それ関連のインタビュー記事で佐藤氏が面白いことを言ってた。以下引用。

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 僕はテレビ業界にもいて、その他の仕事もしている人間なので、両方の視点を持っていると思うんですが、僕はテレビをつまらなくしているのは、もしかしたら視聴者じゃないかと思うんですよ。

 あんなに苦情だ何だって殺到したら、萎縮して面白いものが作れませんよ。だから視聴者やネットユーザーが自分で自分たちの首を絞めている面もあると思う。「コレやっちゃいけない」「アレやっちゃいけない」と、企画を考える人は最初からあきらめますからね。「オッパイポロリ」がなくなるワケです。
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引用終わり。うん。概ね賛成。作り手の萎縮は否めない。でもちょっと異論。

 色んな意味でいわゆる「炎上」って関心を引くから、一概にマイナスばっかだとは思えんのですよ。行き過ぎた規制を逆手に取っためちゃイケの例もあるし(ちなみに佐藤氏もめちゃイケは好きだと言ってる)。高評価の対義語は低評価ではなくて無関心だと思うんす。と、ここまで考えて、こないだのトークイベント「石倉・カブキ・泉州のあぶない話」でカブキキッド選手が言ってたことを思い出した。「プロレスファンはネットでプロレスを叩きすぎ」と。

 曰く、プロレスというソフトはファンの批判に耐えうるほどの力をもはや持ってはいないのだ、と。ファンが面白いと言わないものを、ファンじゃない人は観にいこうとするだろうか、と。その時も僕は言いました。敵はむしろ無関心層であって、批判も味方につけるようなプロモーションが今のプロレス業界には求められてる、と。この論議、まだキチッとした結論には至ってないです。でも非常に面白い題材だと思います。

 まぁあれです。高杉晋作も詠んだように、面白くないことから面白いことを見出す才能が真のクリエイティブとしてこれからは重宝されると思います。ちなみに彼の辞世の句はかのマッスル坂井氏の好きな言葉でもあります。なんと示唆的な。批判はバカでもできますからね。批判が恥ずかしいこととして広まっていってもそれはそれで面白いと思います。

 テレビとプロレス。両者が共に持つ問題点を洗い出したところで、テレビにプロレスに活躍中のあの方のイベントですよ。

闘道館PRESENTS!
アントニオ小猪木の小アで深イイ話6 in大阪』
・ 日時:2010年5月7日(金) 
・開場/午後8時30分・開演/午後9時
・会場/創作居酒屋 元祖 無法松 06-6213-7110
       大阪市中央区西心斎橋2-8-33大阪センタービルB1(味穂の地下です)
・料金/¥3000-(たこ焼き他&ワンドリンク付。 ドリンク追加別途¥500〜)
・出演/アントニオ小猪木
・MC/コマ@雪崩式
・ゲスト/X

 急遽決定の小猪木さんイベント。ちゃんと絡ませてもらうのは去年のクリスマス以来になりますか。ゲストのXは一体誰か!?僕も知らされてないんですが少なくともブルアーマーTAKUYA選手でないことだけは確かです。