雪崩式ブログ

雪崩式総裁・コマの日記です。

NYCよもやま話10



正確にはニューヨークではなくニュージャージー
Inman Sports ClubというところまでROHを観に行ってきました。
僕にとっては初生アメプロ観戦。

会場に着くと既に試合が始まってました。
リング上はNOAHの潮崎豪とネクロブッチャー。
席の無い僕らにマンハッタンドロップShioriさんが椅子を持ってきてくれたので
座る場所を探してウロウロしているといつの間にか試合は場外乱闘へ。
二人を囲む群衆に揉まれながらもその最前列をキープしていると、
潮崎選手がツカツカとこちらへやって来るではないですか!
スッ…と右手を差し出す潮崎豪
その気迫に圧されるようにおずおずと椅子を渡す僕。
武器を得た潮崎豪はその椅子でネクロブッチャーをボッコボコにして、椅子を投げ捨てました。
ああ…俺の椅子……。
コソッと椅子を拾って再び場所探しをしていると、知らん兄ちゃんから
「Good Job!」
と親指を立てられました。
ハ、ハァ。どうも。

しかしこっちの客は心からプロレスを楽しんでるなぁ〜って感じでした。
日本人から見てアメリカ人は精神年齢が低い、という話を聞いたことがあるんですが、
ことプロレス観戦に関してはそれがいい方向に働いてました。

ROHってリングサイドのフェンスが鉄板なんですよ。
盛り上がってくると最前列の客がそれをバンバン叩く。
すると鉄板がビシビシボコボコ鳴って余計にヒートアップする。
いいアイデアやなぁと思いましたですよ。

試合もいちいちレベルが高い。
僕は英語がよく聞き取れないのでスキットとかよく分からなかったものの、
横でマンハッタンドロップのジュードーチョップさんが色々解説してくれて助かりました。
印象に残ったのはジェリー・リン。と、その対戦相手。名前忘れた。
両者とも華がありました。

国民性、と言ってしまえばそれまでですが
プロレスの楽しみ方は日本人とはちょっと違う感じでした。
例えばDDTではリングアナが前説で応援の仕方をレクチャーしてくれます。
そうやって観客に声を出させてアメリカナイズさせる工夫も面白いんですが、
日本人気質に合った別のアプローチもあるのかな、とも思いました。

何にせよ、観客を啓蒙するのは難しい。
その点、アメリカというマーケットはプロレスにとって大きなアドバンテージがありそうです。

日本人向けのプロレスって何だ。
アメリカからの借り物ではない、日本人気質に合ったプロレス。


というわけで仕事に戻る。
急げ急げ。