雪崩式ブログ

雪崩式総裁・コマの日記です。

今更ながらサンシャイン牧場の課金問題について

 mixiアプリサンシャイン牧場」内での特定のアイテムが課金対象になりそれに対して一部ユーザーによる抗議の嵐が吹き荒れた件について少々。もうだいぶ旬を逃してしまったけど、「気持ち良くお金を払って頂く」という点で考えさせられることも多かったので覚書程度に記しておきます。

 サンシャイン牧場のヘビーユーザーでない上にそもそもゲームをあまりやらない僕なのでこれは憶測の域を超えませんが、大体において課金に反発している人の意見は
「無料であるべきmixiアプリで管理サイドが金儲けするなんてけしからん」
「今まで我々が費やしてきた時間が無駄になった」
の二点に集約されるような気がしてます。で、その前提に立脚して考えると、
「納得できる対象に金が流れるようにする(とユーザーに思い込ませる)」
「無料の範囲内で掛けた時間・労力と課金時のサービスとを重複させない」
というのが、ユーザーの反発を生まないで課金するためのハードルなのかなぁと思います。

 で、ほな具体的にどないしますのん?と言われると途端に語気が弱まる僕なのですが、前者に関してはすごい具体的に面白い提案をしている人がいました。以下、ブログ「失踪外人ルー&シー」より抜粋。
http://d.hatena.ne.jp/lu-and-cy/20091023/shimamix

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だが、mixiアプリ箱庭諸島をやるとしたらここら辺は簡単に解消できる。武器に課金するのだ。そして支払い先は『死の商人』だという事にする。発射した人間がわからないステルスミサイルが一発10円だとか、他人の島を破壊し続けるロボットが100円だとか。もちろん、それらの攻撃兵器を売りさばくと同時に、ミサイルを防ぐバリアがなども販売する。

もちろん不満はでるだろう。不満を持った人間はサポートコミュニティに書き込む。「死の商人がミサイルを売るのが許せません!」と。しかし、この正論過ぎる発言はサポートコミュニティで発言するにはあまりにも浮世離れしすぎた印象を与えてしまい、「そりゃ許せないけど……」と誰かが呟いたっきり話は終わりになってしまうだろう。仕方ないでしょう?死の商人なのだからー!ハッハッハ、エクセレント!(カイゼル髭を指でねじりながら)
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 箱庭諸島を知らない人には何のこっちゃ?な例え話ではあるんですが(かくいう僕も知らない)、要は「儲かってるのはアプリの管理者ですよ」というのを「儲かってるのはあなたが武器を買っている『死の商人』ですよ」という部分にすり替えることでユーザーを煙に撒く、もとい、ユーザーの溜飲を下げる、という対処法を提案(まぁこの人も面白半分で書いてると思うんであまり真に受けないでね)しているわけです。「課金もロールプレイ的要素を一枚挟むだけで何となく許せてしまったりするのじゃないだろうか」という一文は非常に示唆的です。

 とどのつまり、「粋(いき)」の世界だと思うんですよね。サンシャイン牧場の課金システムをちゃんと理解してないのでもしかしたら的外れなこと言っちゃうかもしれませんが例えば、収穫までの時間を半減できる特別な肥料があってそれが課金対象だったとする。そこでそのまま「これを使うにはサンシャイン牧場管理サイドにリアルマネーを払いなさい」とするのではなくて、「この肥料の原材料には京野菜を使用しているため日本円が必要です」とか「この肥料の開発には東京農業大学が携わっているので開発費が日本円で必要です」とか、サンシャイン牧場の世界観に沿う形でこっち側の世界と紐付けをしてやれば、ユーザーも納得して(もしくは進んで騙されて)お金を使ってくれるんではなかろうかと。

 ちなみに後者の「これまで掛けた時間と労力が云々」については正直全く理解できません。あれだけ頑張った作業がお金で解決できるなんて不公平だ!ってことですかね?金で解決できることほど公平な話は無いと思うんですが。だってそうやん。その金かて時間と労力を掛けた結果ですやん。君らがセコセコとマウスを弄くってた間に彼らは額に汗して労働してたってだけですやん。それって素敵やん?沖縄に移住したいやん?

 すいません最後は紳助になってしまいました。紳助と言えば、全然関係無いんですが近しい知人が本気で沖縄移住を目論んでます。いやー素敵な話ですよ。結婚しても子どもが生まれても、フットワークの軽いオッサンでありたいもんです。