雪崩式ブログ

雪崩式総裁・コマの日記です。

三沢選手の死とレスラー・ライセンス制

三沢選手が試合中、相手選手が放ったバックドロップが原因で心配停止状態となり、
その日のうちに亡くなりました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

プロレスラーが試合中に受けたダメージが原因で亡くなる事例はこれまでも数例あり、
脳内出血、急性硬膜下血腫、急性脳腫脹と死因は様々でしたが、
団体トップの選手、ましてや社長が亡くなったというのは前例が無く、
三沢選手は受けの達人というイメージを持っていただけに尚更衝撃的でした。

昨年10月、某インディー団体の選手が練習中の事故が原因で亡くなるという事故がありました。
この際、デビュー間もない選手をダブルインパクトという危険技の練習台に使ったことから、
技術・経験を持たない選手の死を防ぐべく
今年に入ってプロレスラーをライセンス制にする動きもあったのですが、
基本的にメジャー団体(新日・ノア・全日)所属選手や契約選手に限定して発行されるため
インディーからはその公平性を疑問視する声もありました。

そこへ来てメジャー団体ノアの総大将・三沢選手の死です。

死因に関しては疲労の蓄積があったという報道もあり、
一概に「試合中の事故」だけでは片付けられないかもしれませんが、
レスラー・ライセンス制の実現に向けて大きな障害が立ちはだかったのは事実。
これに言及しているのは、今ちらっとネットをクロールした限りでは
サバイバル飛田選手のみ。

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「素人レスラーがダブルインパクトで死亡したとインディをやり玉に挙げるなら、
40代後半はバックドロップ禁止にすべき」
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僕はこの意見には反対ですが、同じような事を思ってる方は少なくないはずです。


プロレスは命懸けのドラマです。
日々、命を削って戦うプロレスラーに、改めて敬意を表します。